Meltな気分で

コギトが書く、時事中心の雑多なブログです。暇つぶしにどうぞ。

【座間事件】犯人の動機は何?池田小事件の宅間守との類似性

スポンサーリンク

神奈川県座間市のアパートで9人の遺体が見つかった事件で、専門家が容疑者である白石隆浩について様々な分析をしているが、なかなか的を得たような回答が見られない気がする。

若い自殺願望者がネットのSNSを使って、見ず知らずの人間と警戒心もなく会う。そういう事件の背景はよくわかる。

わからないのは容疑者がなぜこんなことをしたのか、事件の動機だろう。

ある専門家は、遺体をバラバラに解体した点から快楽殺人、シリアルキラーだという見解を示したが、たった2ヶ月の間に9人もの人間を殺すのはそのシリアルキラーのやり方さえ凌駕するほどのペースと残忍性だ。

快楽殺人の場合は、一つの殺人が終われば、それでいったんは自分の欲望を満足させられる。次の事件が起きるまでインターバルがあるのが普通だ。

ところが、白石容疑者は、一つの殺人が終わると翌日には次の獲物を物色しているような有様だ。

殺人をまるで仕事のように淡々とこなしている。彼は警察に捕まるまで延々と犯行を続けていただろう。

しかも、いったん警察に捕まると、「完落ち」状態で、スラスラとありのままを自供しているようにみえる。極刑は確定だから嘘をついても意味はないと思ったのか?

・・・いや、そういう感じでもない気がする。

彼は事件の発覚など恐れていなかったのではないか。確かにカップルの男性の殺害や頭部の遺棄が出来なかったのは、発覚を恐れてのことだろうが、そもそもこんなことをやり続けていたら、やがて発覚するのは自明だ。

どんどん増えるクーラーボックスは部屋を埋め尽くし、異臭も尋常でなくなり、隠し通せるわけない。

彼のやり方は被害者を誘い出すまでは用意周到だが、その後の隠蔽に関しては杜撰に思える。

 

白石容疑者は6月に、父親に「生きていても意味がない」「なんのために生きてい

るのかわからない」と言っていたそうだ。

【座間9遺体】父親に「生きていても意味がない」と話す 逮捕の白石隆浩容疑者 - 産経ニュース

つまり、彼にも自殺願望があったことになる。

となれば、自分の死の道連れにネット上の若い女性の自殺志願者を犠牲にしたのではないか。

これは、2001年に起きた「附属池田小事件」と似ているように感じる。あの時は犯人である宅間守は8人の児童を一瞬で刺し殺した。

宅間は捕まった後も遺族に謝罪や反省の弁を述べることなく、死刑の執行をすぐに行うように申し出た。

自分で死ねない人間が大量殺人を行って、死刑という刑罰によって自殺を完遂させた。犯人の標的になったのは宅間だとエリートの子供。座間事件の場合は若い女性。

犯人のコンプレックスの逆恨みが産んだ惨劇。

あの池田小の事件と今回の事件は本質的に同じではないか、と個人的には感じた。