Meltな気分で

コギトが書く、時事中心の雑多なブログです。暇つぶしにどうぞ。

「枝野幸男は立派、立憲民主党は筋を通した」は間違った認識だ

スポンサーリンク

希望の党は失速ぶりは目を覆うものがある。選挙後には党自体がなくなっているかもしれない。

それに代わって立憲民主党に勢いがあり、左翼の受け皿になっている。立憲民主党はたんに希望の党から「排除された」左派政治家の集まりだが、それをなぜか「筋を通した」と言う風に評価する向きが今ある。賞賛されている。石原慎太郎もそんなことを言っていた。

彼らは、そんな信念のある、立派な政治家たちではないだろう。

何を言っているんだ。

立憲民主ができた経緯を、みんな忘れてしまったのだろうか。まだ2週間前のことではないか。

民進党の前原代表が「希望の党」と合流を決めた時、民進党の全議員が承諾したのだ。異論なんか出なかった。一桁台に低迷する民進党の支持率ではとても選挙に勝てない。だから全員が小池百合子の希望の党に行くことに賛成した。

都議選の都民ファーストの凄まじい勢いに自分たちも乗れば、選挙に勝てる見込んでのことだ。すべて打算。

枝野幸男も辻元清美も菅直人も。

小池百合子が保守政治家で、改憲論者であり、元防衛大臣でタカ派外交が信条なことぐらい百も承知であったにもかかわらずだ。

 

だが、彼らは希望の党に行けなかった。

だから、仕方なく「立憲民主党」をつくった。

それだけのことだ。

2週間前、枝野が立憲民主党を作った時、世間は憐みや同情の念でしか彼らを見ていなかった。小池百合子から捨てられた政治家たちだという感じで。枝野自身も「とりあえず党だけはつくって、排除された仲間を受け入れよう」という態度だった。

彼らは能動的に動いたのではない。すべて受け身だ。

政治家として、そのどこに称賛すべき点があるというのだ?

 

最初に彼らを応援しようと言い出したのは、左翼サポーターだ。保守の旗印を上げている「希望の党」は敵だから、彼らには立憲民主しかない。これは必然だろう。

その左翼連中が、苦し紛れに「枝野は筋を通した」「枝野は偉い」と言い出したのだ。事の経緯を見ないふりをして。

そして左派サポーターは、ツイッターのフォローを必死になって行った。彼らができることはそれぐらいしか思いつかなかったのだろう。

メディアが、それをすごいことが起きているというような感じでピックアップした。

それと並行するように小池百合子の化けの皮が次々と剥がれ、希望の党はメディアから批判されるようになる。

別に枝野がイメージ戦略をしたわけではないが、希望の党イコール悪、立憲民主イコール正義という構図が出来上がり、非共産のリベラル勢力がすべて立憲民主に向かったのだ。

リベラル勢力が結集すれば、勢いが出るに決まっている。

 

この3週間の間で、あまりに色々なことが起き、人々は次から次へと変わる情勢に翻弄され、一種の健忘症に陥っていると思う。

だから、枝野を褒め、立憲民主が「筋を通した」などと間違った認識をしているのだ。

彼らは筋なんか通していない。