選挙を一週間後に控えたこの時期に毎日新聞が珍妙な世論調査をした。
選挙後に安倍首相が首相を続けることが「望ましいか」「望ましくないか」という意味不明な調査だ。
まず、これ内閣支持率の調査と同じ。聞き方を変えただけ。「支持する、しない」でいいのに、わざわざ「続投望むか、望まないか」という風に聞いているところが嫌らしい。
まあ、意図は明らか。
選挙情勢で自民勝利は間違いない。しかし国民は安倍政権を選んだのではなく自民党を選んだのだという屁理屈をつけたいがための調査。
もうひとつ狙いがある。それは安倍さんは国民の多数から嫌われているから選挙で自民には入れるなという誘導だろう。
そもそも、毎日と朝日の選挙情勢の数字は、かなり意図的に自民優勢を打ち出しすぎている。読売の数字より「盛ってる感」があり。これは明らかにアンダードッグ効果を狙ったもの。
過去にこれで成功した例があるからだ。自民大勝の予想をみて有権者が逆の投票行動をしたという例が過去3回ほどある。
実は前回の衆院選もそうだ。
【衆院選2014】揺り戻し?支持層の緩み?「自民300超」はどこへ… - 産経ニュース
前回は自民が330ぐらい取るとの事前予測もあったが、結局290議席に留まった。接戦選挙区で自民がことごとく敗れた。
油断できない。
さらに自民が負けずとも、もし選挙結果で、自民が250議席しか取れなかった場合、高めの予想より50議席低くなるわけだ。
自民250議席というのは今回の選挙で充分ありえる数字で、本来ならこれでも安倍政権続投には異論が出ない。異論が出るのは233を割った時。
今、左翼マスコミは選挙予測で自民300議席という水増し数字を出している。
もし、自民が250議席になった時に「安倍自民はさほど取れなかった」というイメージを植え付けることができる。
これは一年後の総裁選に少なからず影響を与える。
その辺りを朝日毎日は狙っているのだろう。
世論誘導、心理戦、いろいろな方法で仕掛けてきている。左翼メディアは安倍打倒をぜんぜん諦めていない。