Meltな気分で

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小池百合子の真実のバックストーリー~裏切り、利己的打算的な処世術

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昨夜はネットのabemaTVで見城徹氏の「徹の部屋」を見た。

初視聴。

見たいテレビ番組がないのと、やはり安倍首相が出るということで気になって見た。

番組は安倍首相とホストの見城氏と有本香氏と末延吉正氏の4人の座談形式。

安倍首相は最初の1時間。後の2時間は見城、有本、末延3氏の鼎談だった。

安倍さんに関しては、ふだんのイメージ通りの柔らかい物腰で、言っていることもずっとブレない。信頼のできる人物との印象は変わらない。

 

私が面白いと感じたのは、安倍さんがいなくなってからの3人のトーク話。

とくに小池百合子に関する話題。

小池百合子が今、どうしてこういう状況になったのか、そのバックストーリーの詳細が語られた。

それが非常に興味深かった。

 

第一次安倍政権の時、小池百合子は防衛大臣に任命された。元々安倍氏と小池氏は清和会で同じ派閥。どちらも保守的な考えで、安倍氏とは近い。安倍さんが小池を大臣ポストに重用したのは自然である。

 

ところが、5年前の2012年の自民党総裁選の時、小池百合子は同じ派閥の安倍氏に投票せず、石破氏の応援に回った。あの時、下馬評では石破氏が一番人気で二番が石原伸晃氏、安倍さんは三番手だった。

小池百合子は同士である安倍さんを裏切り、勝ち馬に乗ったのだ。

その目論見は外れた。

当然、裏切り者である小池百合子が第二次安倍政権の要職につけるはずもない。彼女は干された。

安倍政権が長期政権になれば、小池はずっと冷や飯食いだ。年齢的にも60代半ば。政治家としても上を目指すにもチャンスがなくなる。

焦った彼女は都知事選に出馬を決めた。

あの時、自民党都連会長の石原伸晃氏をはじめ自民党が、小池百合子を推薦しなかったのは「裏切り行為」が許せなかったからだ。小池百合子の利己的で打算的な行動に身内である自民党議員が大反発したのだ。

 

そういう経緯もあって、石原慎太郎が自民党候補が推薦する増田氏の応援にかけつけた時に

「あんな厚化粧ババアに負けるわけにはいかない」と言い放った。

しかし、小池百合子のそれに対する切り返しは絶妙だった。

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街頭演説で一言、

「今日は薄化粧で来ました」

この一言で都民は全部、小池百合子に付いた。自民党は悪役。石原慎太郎も悪役。小池百合子は悪を退治するヒロインという構図になった。

テレビは作り物の勧善懲悪が大好きだ。わかりやすいし視聴率も取れる。テレビを熟知した小池はこれに乗ればよかった。

 

豊洲市場は当初、小池百合子は安全を確認した後、予定通り築地から移転する腹づもりだった。

事実、都知事選の時、共産党の宇都宮氏以外は豊洲市場の危険を指摘してはいなかった。

ところが、小池百合子が都知事になった後に、共産党が豊洲の「盛り土」のことを言い始めた。小池百合子はそれを知らなかったが、ある記者が、小池に盛り土が表面化する前に、彼女にそれをご注進したのだ。

「盛り土は大問題になりますよ」と。

この記者の真意はわからない。都知事という権力者になぜリークする必要があるのか?どういう狙いだったのだろう。

ともあれ、「盛り土」発覚前に小池は先手を打つことができた。彼女は記者会見で「情報公開」や「厳しい水質検査」の実行などの対策を高らかに宣言でき、主導権を握った。

 

だが、ここから豊洲問題の迷走が始まった。

連日、豊洲市場の危険を伝えるマスコミ。ワイドショーは豊洲問題一色。当然、世論は疑心暗鬼になり、豊洲市場移転に反対し始めた。

専門家によって科学的な安全性が担保されていても、マスコミに煽られた世論は納得しない。困った小池百合子はこの騒動の責任を石原慎太郎氏に押し付け、百条委員会にまで引っ張り出し、つるし上げた。

石原慎太郎と自民党はすでに「悪」に仕立ててある。たやすいことだった。

そこまではマスコミも一体になって小池百合子大応援団化していた。

 

しかし、石原氏を百条委員会に引きずり出した後はどうなったか?

石原氏に責任転嫁しようがしまいが、豊洲市場をどうするのかという判断は残る。問題は何の解決もしない。

しかも、この頃になると老朽化した築地の方が危険だという意見も見られるようになり、市場移転派が増え、世論は割れてしまった。

 

そこで小池百合子は7月の都議選を考え、移転賛成派と反対派の両方から反発を食らわないように「豊洲に移転もするが築地も残す」という両サイドにいい顔をしてみせた。その際、アウフヘーベンという哲学用語を使い煙に巻くというテクニックも使った。アウフヘーベンなんて言葉、あの場にいた記者誰も知らなかったのだろう。だから突っ込めなかったのだ。

 

決定は小池百合子の独断で決めたことだ。少しして、毎日新聞の記者が、そのプロセスが記録に残っているかどうか調べ質問した。

小池はさらりと答えた。

「AIであるワタクシが決めたこと」だと。

 

おそらく、その辺りだろうか、国民の中でも小池百合子のやり方はおかしいと声が出始めたのは。

 

昨日のabemaTVで、見城徹氏や有本香氏、そして末延氏によって語られたのは、小池百合子の真実のバックストーリーで、彼女の行動原理が、いかに利己的かつ打算的で「自分ファースト」であるかをあぶり出してくれた。

3時間という長い番組だったが、あっという間に感じた。

本当に有意義な番組で面白かった。

「徹の部屋」は来週も見ると思う。