Meltな気分で

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北が「グアムにミサイル攻撃」と挑発、それでもトランプが動かない理由

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今日の日経平均は、前日比257円安の大幅下落。

北朝鮮リスクから、売り一色の相場だった。

北朝鮮が「グアム周辺に火星12を発射」と米トランプ政権に警告 小野寺防衛相名指しで「日本列島を焦土化できる」 (産経新聞) 

株式市場がリスク回避に反応したのは、北朝鮮有事の可能性がさらに高まったからだが、この北朝鮮の無謀とも思える挑発は、『アメリカは攻撃をしてこないだろう』という北の読みから来ている。

実際、トランプ大統領の、これまでの言動を見ていると、どちらかと言えば、北朝鮮とは戦争を避けたがっているように思える。

ジャーナリストの藤井厳喜氏の解説によると、トランプ政権の一番の目的は経済。今戦争をやれば莫大な戦費がかかり経済は悪くなる。北朝鮮での戦争が短期解決すればいいが、そんな保証はない。

アメリカ経済をガタガタにしたら、トランプ政権は岩盤の支持層と言われる労働者階級からの支持を失い、再選の目はなくなる。

さらに、北朝鮮を攻撃した場合、どうしても中国の助けが必要となる。そうなると南シナ海の問題でアメリカは中国に物を言えなくなる。アメリカが中国共産党に妥協しなくてはいけない。これはアメリカの外交にとって大きなマイナスだ。

つまり中国との関係でアメリカは簡単に北朝鮮に手が出せない。

トランプ政権が、これだけ北から挑発を受けながら、慎重に構える理由はそこにある。

しかし、米国国内でも『北への攻撃をすべきだ』という勢力は次第に大きくなっている。

【トランプ政権】米共和党支持者の74%が対北軍事行動に賛成 脅威認識が大幅上昇 CNN世論調査 - 産経ニュース

 そういう国内情勢も受けて、トランプ大統領は、表向き北朝鮮に対して『いつでも攻撃するぞ』という強気の態度を示しているが、それは政治的な立ち回りに近い。

トランプ政権の本音は、ティラーソン国務長官の発言の方だ。ティラーソン国務長官は一貫して北朝鮮への攻撃を否定している。

米メディアはトランプとティラーソンが対立しているように報じているが、本当に対立していたら、トランプはとっくにクビにしているだろう。