Meltな気分で

コギトが書く、時事中心の雑多なブログです。暇つぶしにどうぞ。

「増税して財政再建はあり得ない」と素人ながらに色々考えた

スポンサーリンク

ゴリゴリの財政再建論者の与謝野馨氏が亡くなった。

<与謝野馨さん死去>声失っても政策に執念 (毎日新聞) 

病に倒れながらも最後まで「財政再建」を唱えていたそうだ。こういう記事を見ると、この人はこの人なりに日本国のためを思い、自分の信念を貫いたのだろう。

それはそれで立派だと思うし、亡くなってしまった以上、ご冥福を祈ることしかできない。

 

<日本には1000兆円の借金がある>

<そのためには増税をして財政再建をしなければならない>

 

これは財務省や多くの政治家、そしてマスコミが昔から言ってきたことだ。

もう耳にタコができるぐらい繰り返し言われていたことなので、国民の多くはそれを受け入れ、増税もやむなしと考えていると思う。

少子高齢化にともなう社会福祉に、これからより一層お金がかかるのは誰が見ても明白な事実だし、1000兆円の赤字を放っておいたら日本は潰れてしまう。経済音痴の私にそんなことを繰り返し言われてら、そうかなあと頷いてしまうのである。

 

しかし、経済音痴ながらも、よくよく考えれば、財政再建のために増税するというのはおかしな話ではないか?

増税すれば景気が悪くなる。景気が悪くなれば税収がぐんと減る。少々増税したぐらいではそれは取り戻せない。

つまり景気を良くすること以外に財政再建などできないということじゃないか。そのためには増税してはいけいないのではないか。増税で財政再建など本末転倒じゃないか。

 

私は素人だから単純にこう思うのだ。

景気が良くなれば、雇用が増え、給料は上がる。たくさんお金を貰えれば、人は物を買うようになる。物が売れればさらに景気は良くなる。企業業績はよくなり、税収も上がる。

企業業績が良くなれば、若者は会社から引く手あまたになる。より条件のよいところに勤めることができる。

若者は経済的に明るい将来が見通せる状況になる。ならば若者は結婚し、積極的に子供を作ろうとするはずだ。

それが自然の摂理。生物の第一の目的は子孫を残すことにある。本能に刷り込まれいる。人間もなんら変わらないと思う。

今、若者が結婚せず、子供を不要と考えるとしたら、経済的な不安があるからだろう。

 

出生率を上げるのにも景気を良くする必要がある。

子供が増えれば、結果的に高齢化社会も解決できる。

 

よくこのままの低い出生率が続くと50年後には日本の人口は半分になってしまうだろうと言われている。

えっ、そんなにも減るの?と思うかもしれないが、人口の増減は、いわば「ネズミ算」だ。二乗に比例して増減をする。

逆に言えば、人口は増える時も爆発的に増えるのだ。

「経済的に余裕があれば、もっと子供が欲しい」そう言う人は多い。

【子ども保険】などではなく景気を良くすることが少子化対策の一番の有効打のように思う。

 

考えてみれば、景気が大幅に良くなれば、日本の抱えている深刻な問題の大半が片づけれるかもしれない。

未婚社会や高齢化社会の問題、年金や医療費の問題、自殺者の問題。それに財政の問題。

 

そういえば、日本の1000兆円の借金については、実はそんなものはない。すでに財政再建は終わっている、という意見を最近耳にする。

「日本の借金1000兆円」はやっぱりウソでした~それどころか…(髙橋 洋一) | 現代ビジネス | 講談社

リフレ派と言われる、経済学者が唱えているようだ。

私は専門外だが、直観的に、こちらの意見の方が正しいように思う。

仮に財政再建をしなければならないとしても、増税で景気を悪化させることは最悪の手だろうと思う。

現在、安倍政権は10%への消費増税を延期している。

これは正しい判断だと思うが、次の再々延期は微妙だ。

せっかく出始めたアベノミクスの成果を台無しにしないでもらいたい。