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Meltな気分で

コギトが書く、時事中心の雑多なブログです。暇つぶしにどうぞ。

森友問題の総括② マスコミが作った異様な空気で倒閣もありえた

政治
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森友問題は菅野氏の登場によって茶番となってしまった。

マスコミと野党は急に正気を取り戻したように、

「森友問題の本質は8億の値引きだ」

と言い出し始めた。

そんなことは最初からわかりきったこと。

お前らが散々、本質とは関係ないところで騒ぎまくり、煽り、異様な空気を作り出したくせに、今更なんだ?と言いたい。

はっきり言って、森友問題はすでに馬鹿らしくて話題にする気にもなれないレベルだ。

「8億の値引きの真相」なんて籠池氏を証人喚問して何がわかるというのか?

土地を評価したのは財務省だ。籠池氏ではない。

 

しかし、馬鹿らしくて話題にする気にもなれない、じゃ済まされない重要なこともあるのも確か。

それは、森友問題で菅野氏が登場するまで支配していた、異様な空気の存在だ。

森友学園を悪の権化と報道し、森友と少しでも関わったら、叩きまくるという空気。

君が代や教育勅語だけで森友を戦前の軍国主義教育だとレッテルを貼り、園児たちが「安倍首相がんばれ」と叫んでいるシーンを気持ち悪く編集して、おどろおどろしい演出でテレビ画面に流した。

あのシーンを見て、園児たちを『将来、人を殺しそう』などというひどいコメントを残したテレビ出演者がいた。

その放送は生ではない。不適切ならカットできた。なのにしなかった。

そのコメントがどれだけひどいかが理解できないほど、つい最近まで異様な空気だったのだ。

森友と関わっただけで悪のレッテル貼りをし続けたマスコミ。会っただけ、握手しただけ、寄付をしただけで疑惑だと騒いだマスコミ。

それを朝から晩までワイドショーとニュースで垂れ流した。

あそこまでやられれば、国民だって洗脳できる。疑惑の矛先はすべて内閣に向けられていた。

明らかに倒閣運動にマスコミはいっていた。

本質とは無関係の問題、違法性のかけらもない、ほんとうに些細な、どうでもいい問題で。

森友問題であぶり出された重要な問題は、実はこちらの方だ。

今、まったく同じことが豊洲移転問題でも起きている。石原元都知事を叩けばいいという空気がそれだ。

ついでに言えば、数年前の陸山会事件も同じ。陸山会事件の時はマスコミ、マスコミに誘導された世論、そして検察が一体になって小沢氏を叩いた。全方位から袋叩きだったのに小沢氏が生き延びたのは、驚愕に値する。断っておくが、私は小沢一郎が大嫌いだ。だが、あのやり方と空気作りには恐ろしいものを感じた。無辜の人間でもああいうやり方をされたらひとたまりもない。もし自分に降りかかったらと思うとぞっとする。そういうことを思っただけだ。

 

韓国の朴槿恵大統領の罷免のことを、あんなもの民主主義じゃない、と冷めた気持ちで見ていたが、森友問題のマスコミが作る一方的で異様な空気と、それに染まる世論の反応をみて、これはまったく同じだ、という恐怖を覚えた。

日本もひとつ間違えれば、あそこに転落する。

そしてそれは簡単なことだと。

 

今回つくづく思ったのはテレビメディアの影響の強さだ。

新聞は読まない、テレビ離れも進んだ、今はネットで真実が見れれる、というようなことを言われている。

確かにネットだとテレビでは伝えないことを知ることが出来る。

だが、ネットはみずから能動的に情報を調べないといけない。面倒と言えば面倒だ。テレビはそうじゃない。受け取るだけだ。非常に楽なのだ。

チャンネルをつけるだけ。しかも映像と演出によってダイレクトにわかりやすくインプットされる。

テレビは今も強力な力を持っている。誰だって簡単に洗脳される。

新聞はいずれ読まれなくなるだろうが、テレビを侮ってはいけない。

 

テレビの偏向報道の問題は指摘されて久しいが、解決される気配もない。

いっそ中立報道なんて嘘をとっぱらい、テレビは主義主張をしてもいいという風になった方がいい。テレビは左でも右でもよい。局を増やして、様々な主張を色んな局がする。視聴者は自分の考えによって選択する。これ以外に現在の日本のテレビ局の偏向報道を解決する方法はないだろう。

 

森友問題の「8億の値引き」は会計検査院の調査を待つしかない。数か月後ということだそうだ。会計検査院はいちおう、国会、内閣、裁判所からも独立した機関である。

その調査にも不満なら、さらに民間で専門の調査チームをつくるしかない。

「8割の値引き」が不当だと今マスコミは決めつけているが、本当にそれが不当かどうかもわからない。

個人的には瑕疵担保責任の免責をふくめれば、産廃ごみがあれだけ埋まっている状況なら、意外と妥当かもしれないと思っている。なんとも言えないが決めつけはしないようにしている。

 

それよりも、あと少しで内閣が倒れるかもしれないという空気をマスコミが作り出したことの方が非常に恐ろしいと感じた。