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Meltな気分で

コギトが書く、時事中心の雑多なブログです。暇つぶしにどうぞ。

村上春樹『騎士団長殺し』に南京大虐殺40万人が書かれていたことについて

政治
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村上春樹氏の新作が24日、発売されました。

「騎士団長殺し」

初版だけで120万部という超話題作。

ハルキストが発売当日の深夜に列をなしている様子はニュースでも取り上げられました。

この本の内容や出来に関しては、各々の読み手に任せるとして、小説のなかのある記述が物議をかもし、ことに右派から批判の声があがっています。

その問題の箇所を抜粋すると、 


「そうです。いわゆる南京虐殺事件です。日本軍が激しい戦闘の末に南京市内を占領し、そこで大量の殺人がおこなわれました。戦闘に関連した殺人があり、戦闘が終わったあとの殺人がありました。日本軍には捕虜を管理する余裕がなかったので、降伏した兵隊や市民の大方を殺害してしまいました。正確に何人が殺害されたか、細部については歴史学者のあいだにも異論がありますが、とにかくおびただしい数の市民が戦闘の巻き添えになって殺されたことは、打ち消しがたい事実です。中国人死者の数を四十万人というのもいれば、十万人というものいます。しかし四十万人と十万人の違いはいったいどこにあるのでしょう?」

 

これは、小説の中に出てくる免色というキャラクターの台詞です。

その中で南京大虐殺の記述があって、台詞のなかで南京大虐殺を真実だと断定し、その数も40万人という数字が出ています。

もちろん、小説というフィクションの中の登場人物の台詞なので、 これイコール、村上春樹氏の主張とはなりません。

ただ、村上氏は過去に朝日新聞のコラムで中韓との歴史問題について「相手がもういいと言うまでずっと謝り続けなければいけない」と述べています。

そういう主張から、世間では村上春樹氏がいわゆる左翼知識人だと思われています。

 

コギトは、村上春樹氏が『ノルウェイの森』で国民的作家になる以前のファンでした。

とくに初期3部作(『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』)とか初期短編集なんかは夢中になって読みました。

春樹氏は元々ノンポリです。作風に政治的主張などいっさいありませんでした。また現実問題や歴史問題を題材にするような作家でもありませんでした。

そこがよかったのです。

しかし、いつからか政治にコミットするようになりました。

そしてリベラリズム、いわゆる左派へと少しずつ移行していったのです。そのことと彼がノーベル賞候補になったのは無関係ではありません。

おそらく大江健三郎の辿った道を進もうとある時、決めたのだろうと思います。

日本的な権威は嫌い、欧米の権威には媚びる姿勢。

 

南京大虐殺については、従軍慰安婦とまったく同じ構造です。

終戦直後、中国は南京大虐殺について一言も言及しませんでした。毛沢東も鄧小平も何も言いませんでした。もちろん日本人も南京大虐殺なんて言葉を知りませんでした。

南京大虐殺が問題になったのは戦後30年ほど経った頃です。

きっかけは、またも朝日新聞。

朝日新聞の記者、本多勝一氏が書いた連載ルポ『中国の旅』です。

『中国の旅』の内容については

本多勝一元記者が、「南京大虐殺」写真の捏造認める! | JAPAN+

を参考にしてください。真相がわかります。

 

つまり、朝日が火を点け、それを中国が政治利用したのです。

南京大虐殺で30万人もの人が殺されたのなら、日中戦争を戦っていた毛沢東が何も言わないはずありません。

つまり、この事件が嘘であり、捏造であることの何よりの証拠でしょう。

 

もし、村上氏が本気で南京大虐殺があり、40万人もの人が殺されたと信じているなら、作家として失格です。

 

コギトは村上春樹氏について複雑な感情を持っています。

まだ誰もが知るような作家ではなかった頃の春樹氏の初期ファンとして、現在ノーベル賞候補と言われるまでの世界的作家になったことに、少し誇らしい気持ちもありつつ、一方で彼が日本を貶めるような主張をしてまで、ノーベル賞を取りに行こうとしている姿勢には嫌悪感があります。

もし、彼がノーベル賞をとったら、この南京大虐殺40万人という記述は間違いなく中国が政治利用するでしょう。

コギトは今は村上春樹氏にノーベル賞を取ってほしくないと考えています。