ブームに疎い私はまったく知らなかった話ですが、今20代から30代の若者の間でひそかに流行っているものに「多肉植物」があるそうです。
本日、NHKのテレビ番組『所さん・大変ですよ』で紹介されていました。
<画像元 ハオルシア属 - Wikipedia>
多肉植物とはこのような、葉が分厚い、サボテンのような植物です。アフリカや中南米の砂漠地帯が原産地。
乾燥地を生き延びるため葉や茎に水をためています。
人気の秘密はそのプニュとしたフォルムだそう。
価格は100均で売られているものから、何十万円もするものまで幅があります。
<画像元 ハオルシア属 - Wikipedia>
なぜ多肉植物が人気なのか?
その理由は色々あります。
まず形が可愛らしいですね。見ていて癒されるとのこと。
次に手入れが非常に簡単。水やりは月に3回ほどでいいとか。元々砂漠などの乾燥地帯で育っているので、水はたまにあげればいいらしい。
さらにコレクションするにはもってこいだそうです。一鉢ずつ育てて鑑賞できます。マニアになると500鉢とか集めていました。
多肉マニアを『タニラー』とか『多肉女子』とか呼ぶそうです。
また多肉女子の中には多肉アイドルみたいな子もいて、SNSを中心に盛り上がっているようです。
多肉植物はとても生命力が強く、手入れをなまけても簡単に死にません。なんと枯れた葉からも新しい目が出てきます。多肉植物のどんな環境でも死なない強さに勇気をもらえるのだとか。
多肉植物はお金のなる木、ビジネスも大盛り上がり
これだけブームになると、やはり売る側(生産者)は非常に儲かるようです。
ある多肉植物生産者はハウスで8千鉢の多肉植物を育てていました。売上は1億円。多肉植物を交配して美しい葉のものが出来ると、値段は一つ200万円にもなるとか。それがどうやら売れるらしい。
多肉植物の中でもハオルシア(上の画像です)という種類のものが人気が高く、それを栽培して小遣い稼ぎをしているサラリーマンが紹介されていました。
その方は自分でハオルシアを株分けして、増やしていました。なんでもネットオークションに出すとすぐに高値で売れるとか。小遣い稼ぎですが、バカ売れで給料よりも稼いだこともあると紹介されていました。
さらに、ハオルシアを培養する『クローンキット』なるものを販売している方もいて、それも非常に売れているとのこと。その方は、『クローンキット』商売が今後、1億、10億ぐらいの規模になると息巻いています。
また多肉植物は日本だけじゃなく、中国でもブームになっているそうです。
中国で人気なのは日本で作られた多肉植物で、高価なものだと、オークションで450万円の値が付いたとか。
とにかく、今、多肉植物業界はかなり熱い。
ビジネスチャンスもありそうです。