Meltな気分で

コギトが書く、時事中心の雑多なブログです。暇つぶしにどうぞ。

TPPは諦め日米FTA?アメリカが日本に20%の関税検討って…

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安倍首相が来月10日に訪米する予定だ。

トランプ新大統領との首脳会談が行われる。初の首脳会談だから、通常は儀礼的なもので終わる。が、今回はかなり剣呑な雰囲気がある。アメリカが今後、日本とどのように接してくるのか、日本は見極める必要がある。

外交はさほど問題ないと思われる。選挙中に、在日米軍の経費を全額払わせる、などと言っていたが、実際、日本は在日米軍の経費の75%を負担している。

トランプ大統領はそのことを知らなかっただけ(実はトランプ氏だけじゃなくアメリカのインテリも含め、ほとんどの人間が知らなかったようだが)なので、そのことは言ってこないだろう。日本が全額負担したら、米軍は日本の傭兵になるだけだ。

中国問題もあるし、日米同盟の堅持を確認しあうだけと思われる。

問題は経済問題。

とくに自由貿易をどうするか、だ。

トランプ政権はTPP離脱を正式に決めた。日本はまだあきらめていない姿勢を見せているが、TPP実現の可能性はゼロに近い。

結局は日米二国間のFTAを結ぶことになるのか。

安易に乗るな、という警告もあるが、しかし、その路線に行くような気がする。

ただ日本は相当気を引き締めて交渉しないと、日米FTAは上手くいかないだろう。

トランプ大統領はアメリカファーストを強調していたが、FTAでアメリカが「アメリカファースト」を考えないで、かつて条約を結んだことがあるだろうか。

米韓FTAをみればわかる。オバマ政権だって同じだ。

もちろん、安倍政権もジャパンファーストで臨めばいい。

 

アメリカの経済政策でおそらくやってくるだろうことのひとつにドル安政策がある。トランプ政権は貿易赤字を減らすために、いろんなことを仕掛けてくるはずだ。

トランプ大統領は中国に対して「為替操作国」と断言し、制裁を加えることを示唆している。中国からの輸入品に高い関税をかけると息巻いている。

そして今日、ANNニュースで以下のような報道がなされた。

 


ホワイトハウスの報道官は、メキシコとの国境の壁の建設費を賄うためにアメリカ側が貿易赤字を抱える日本などからの輸入品に20%の税金を掛けることを検討していると明らかにしました。

 ホワイトハウス、スパイサー報道官:「包括的な税制改革で、メキシコのような貿易赤字を抱える国からの輸入品に課税することを検討している。これで年間100億ドルが捻出され、壁の建設費を簡単に賄える」
 スパイサー報道官は税率は20%を検討中だとし、メキシコ以外の国からの輸入品への課税についても「貿易赤字を抱えている国を検討している」と述べました。日本はアメリカにとって中国に次ぐ貿易赤字国で、実施されれば大きな影響を受けます。この政策で実質的には消費者が壁の建設費を支払うことになるのではという指摘に対して、スパイサー報道官は「アメリカ人労働者の賃金を引き上げるものだ」と反論しました。
出典:http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000093038.html

 

メキシコとの壁をつくるために、貿易赤字を抱えている国からの輸入品に20%の関税をかけるという衝撃的な内容だ。当然その中には日本も入っている。

この報道は一種の揺さぶりだろうが、これを見るだけでも一筋縄では行かない相手だと思う。トランプはまさに破壊者だ。先が読めない。

どうやら、初の日米首脳会談は、儀礼的ににこやかに握手して終わり、とはならないようだ。