Meltな気分で

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トランプ大統領最初の会談相手にイギリスのメイ首相を選ぶ

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イギリスのメイ首相が、ホワイトハウスでトランプ大統領と会談することが決まった。会談は今月27日の予定。

大統領になって最初の外国首脳会談の相手にトランプ大統領はイギリスを選んだことになる。


メイ首相と言えば、17日に、EU=ヨーロッパ連合からの離脱をめぐる政府の方針について演説し、

「EUの単一市場にとどまることはできない」

と述べた。このEU単一市場から撤退する意向は、EU内で人の自由な移動を認めモノやサービスの取り引きを活発することへはっきりとNOと答えたことになる。

メイ首相からすれば自由貿易はEU諸国と続けたいが、人(つまり移民)が入ってくることは拒否するということ。


ブリティッシュファーストがやはり本音なのである。


このメイ首相の演説に対して、ドイツのメルケル首相は以下のように反応した。

「EUの団結が続かないという懸念について、個人的に過度には抱いていない。最も肝心なのは、欧州が自ら分裂に向かわないようにすることだ。極めて緊密に連絡を取り合うことにより、われわれはこれを確実にする」

クールに抑えた反応だが、心中は穏やかではないだろう。

今年はフランス大統領選もあり、国民戦線のルペン氏がなる可能性もある。
またイタリアは経済の低迷から国民の不満は鬱積しており、「五つ星運動」は力を増しつつある。

メルケルの懸念は、たんなる懸念では終わらない気がする。

トランプ大統領がこのタイミングでメイ首相と最初の会談をするのはかなり意図的だ。

イギリスだって移民排斥をするのだ、俺と同じじゃないかとほくそ笑んでいるかもしれない。

トランプ大統領は就任演説の中で、

「世界の国々と友好的な善意の関係を築きますが、すべての国には自国の利益を優先させる権利があることを理解した上で、そうします」

と述べた。

自由貿易を尊重するメイ首相と保護主義だと言われるトランプ大統領。色眼鏡をかけないでみれば言ってることに大差はない。

これから自由貿易の枠組みが消え、タフな2国間交渉が始まるのだろう。