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Meltな気分で

コギトが書く、時事中心の雑多なブログです。暇つぶしにどうぞ。

三島由紀夫の未発表テープがDATなのは何故か?

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本日、三島由紀夫の未公開の肉声テープがあったことについてJNNが以下のように伝えています。 


作家・三島由紀夫が自ら命を絶つ9か月前に語った未発表の肉声テープが見つかりました。「死が肉体の外から中に入ってきた」などと死生観についてや、自らの小説の欠点などを語っています。
 「僕の文学の欠点は、小説の構成が劇的すぎることだと思う。ドラマティックでありすぎる。どうしても自分でやむをえない衝動なんですね。大きな川の流れのような小説は、僕には書けないんです」(三島由紀夫の肉声テープ)
 新たに見つかったのは、三島由紀夫がイギリス人の翻訳家に対し語った1時間20分にわたる未発表の肉声テープです。録音されたのは、三島が命を絶つ9か月前の1970年2月とみられ、死についても語っています。
 「死の位置がね、肉体の外から中に入ってきた気がする」(三島由紀夫の肉声テープ)
 テープは、TBSの社内から発見されました。特別に保管されていましたが、その存在はほとんど社内でも知られていませんでした。
ソースhttp://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20170112-00000014-jnn-soci

 

三島由紀夫の研究本はそれほど山のように出ている。また国内海外を含め三島の愛読者は多いし、熱烈的だ。日本でもっともカリスマがある作家だと言っても過言ではない。

死後46年経っているので、三島に関する新たな資料もうないだろうと思っていた。

三島愛好家は特にそう思っていたに違いない。

・・・ところが、今頃になって、TBSから、このような音源が出てきたのは驚きだ。いや、驚きというより不思議と言った方がいい。

なぜ、こんな貴重なものを46年間も見過ごしていたのだろうか。

 

いや、ちょっと待ってほしい。

これ、46年間も見過ごしていたわけではないようだ。

それが証拠に映像に映されたテープをよく見てほしい。

DATだ。

DATとはデジタルオーディオテープの略。

このテープが発売されたのは確か1980年代後半だと記憶する。

DATは結局、普及せずに消滅してしまったが。

つまり、この三島の音源はオリジナルテープではない。オリジナルテープをDATに移し替えたものだ。

おそらく三島の死後、20年後の1990年頃に移し替えたものと推察できる。

つまり、その時に、TBSはこのテープの存在を知っていたことになる。なのに発表せずに、さらに20~30年ぐらい放置したことになる。

これにはちょっと首を傾げる。三島の死後20年、30年、40年という節目は何度もあった。その節目も無視したことになる。その時に話題にすれば盛り上がっただろう。

つまり、これは意図的なのではないか、とさえ思える。

理由はよくわからいが、よっぽど三島由紀夫が嫌いな人間が放置したのだろうか。

ご存じのように三島由紀夫は愛国者でナショナリストのシンボル。思想的に三島に反発する人間もいるだろう。

それに関係しているかどうかはわからないが、放置したTBSの姿勢には違和感を感じる。